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『討鬼伝2』メインストーリークリア後の感想。

ストーリーベースのアクションRPG
VITAの「共闘学園プロジェクト」にも入っていた『討鬼伝』。モンハンライクな共闘ゲームというイメージでしたが、『討鬼伝2』ではストーリーベースのアクションRPGというイメージに変わりました。もちろん、共闘できる依頼(ミッション)もありますけどね。

そしてストーリーが本当に良かった。今年の一番になるかもしれない。

難易度は易しめだけど敵は堅い
戦闘の難易度は良くも悪くも易しめ。

序盤は誰でも詰まることがないような易しさでプレイしやすい反面、緊張感がなくてダレるところもある。ダレるというのは、同じ敵と何度も戦うし、大型の敵は堅いので無駄に時間がかかる。戦闘中に飽きちゃうところもあります。4人Co-opで出来るなら、みんなで共同作業をする一体感もあって楽しいでしょうけど、シングルだと厳しい。

160729 鬼討伝2 001

四章あたりから難易度が上がって、戦闘に緊張感も生まれる。敵の堅さは相変わらずなので、やっぱり面倒に思うところはある。

部位破壊や鬼祓いなど、戦闘では様々なアクションがあるので単純な連打ゲーとは違うものの、結局のところ敵の膨大な体力を減らす作業に時間がかかるので、ひたすらタコ殴りすることが多くなる。アクションゲームとしては、あまり面白くないし、格好良くもない。

オープンワールド?
公式サイトでも「世界を一続きのオープンワールドマップで表現」とアピールしていますが、ちょっと誤解を生みそうではある。

一続きのマップであるのは間違いないですが、最初はストーリーの都合によってクローズされまくっているクローズワールドです。広いけど1本道を進まされる感覚でもある。ゲームにおける「オープンワールド」というと「広大な世界を自由に動き回って探索・攻略できる」という感覚もあるので、最初は「全然オープンじゃないじゃん」と思いました。クラシックなJRPGのスタイル。

160729 鬼討伝2 002

ストーリーによって制限され過ぎているので、探索や素材集めの面白さが大きく損なわれている。メインストーリーさえ進めていれば良い感じでした。オープンワールドマップで自由度が増すかと思いきや、逆に1本道になったようですらあります。他のオープンワールド系ゲームですと、メインを放置してサブ要素ばっかりやってしまうことが多々ありますが、そういった遊び方を出来るようにしておけば良かったんじゃないかと思いました。みんな同じゲームバランスで遊ぶように制限し過ぎている。せっかく一続きのオープンワールドマップを作ったのに、もったいないです。

グラフィックはイマイチ
PS4のゲームとして見るとグラフィックはイマイチです。拠点でNPCがみんな棒立ちだったり、口パクがなかったりと旧世代感もあります。

160729 鬼討伝2 003

どこでもセーブ & オートセーブ
手動セーブとオートセーブの両対応は100点。どこでもセーブできますし、クイックです。洋ゲーはオートセーブが当たり前にもなってきていますが、和ゲーは手動セーブで、しかもセーブポイントのみというゲームもチラホラあります。『クロバラノワルキューレ』ではエラー落ちで30分ほど巻き戻った思い出もあります。
 
最高のストーリーとキャラクター
このゲームの不満を全て吹き飛ばしてくれたのがストーリーとキャラクター。ストーリーが良かったので、プレイ中はダルさやストレスもあったけど、クリア後の満足度は最高でした。大作をプレイし終えた後の良い余韻に浸れる。

160729 鬼討伝2 004

ストーリーは次から次へと事件が起こる怒涛の展開で、1つも問題を解決できそうかと思ったら新たな問題が発生して驚かされる。怒涛の展開だけど、話がグチャグチャにならずわかりやすい。最後の謎が解けるあたりは鳥肌が立つ展開で、そこからのエンディングも良かった。

わりとベタベタな作りで、青春ドラマのような気恥ずかしさもありますが、斜に構えずに真っすぐ素直に作っています。それがとても良かった。熱くなる展開だったり泣かせる展開は、逆にプレイヤーが斜に構えずに素直に受け止めれば良いかと思いました。

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キャラクターも個性と人間味があって魅力的。メインストーリーの中で各キャラの過去や事情が描かれますが、そういったエピソードも面白くて、よりキャラクターが好きになる。メタっぽいことを言ったりしないし、現実世界のネタも言わない、狙い過ぎた萌えキャラやおふざけキャラもおらず、各キャラクターがゲーム世界の中にしっかり馴染んで生きている感じがしました。1人1人のキャラクターがちゃんと作り込まれている。

怒涛の展開を見せるストーリーと個性的なキャラクターに囲まれていますが、主人公の存在感も大きかった。しっかりと物語の中の重要人物になっていて、置いてけぼりにはなっていません。

最近、素人が見ても素人が作ったとしか思えないようなストーリーが多いと感じていましたが、これはストーリー構成やキャラクターの味付けなど、素人じゃ到底できないプロの仕事でした。

ナンバリングで大きな変革
買う予定はなかったのですが、なんとなく急に買ってみた『討鬼伝2』。クリア後の満足度は高い。こういう余韻に浸れるゲームは多くないです。

ストーリーベースのRPGとして楽しめましたので、個人的には歓迎な路線変更でした。ただ、前作のスタイルが好きな人にとっては「コレジャナイ」となる可能性も高い。広いマップを移動するので、冒険している感じは出るがゲームのテンポは悪くなっている。かといってオープンワールド系のRPGとして見ると作りが浅いし、自由度もない。よくある共闘ゲームのスタイルが抜けだした偉大な第一歩ではありますが、まだ完成とは言えない感じ。『3』には期待できますし、出るなら買いたいと思えます。

敵の堅さは面白くなくて、HP1000のスライムと戦っているような、最初から勝ちは見えているけどHPを減らす作業が大変という状態。

アクション面の物足りなさや、オープンワールドマップを生かし切れていないところはもったいないですが、ゲームを止めたくなるほどのマイナス点ではありませんでした。なによりストーリーに魅力があったので、ゲームプレイのモチベーションは常に高かったし、その気持ちに応えてくれるストーリーでした。終わり良ければ総て良しじゃないですけど、終わりが良かったので心地良い。



8月はブログの更新がほぼなくなると思います。9月から通常通り更新します。


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コメント一覧

    • 1. 794
    • 2016年07月29日 23:55
    • クリア早くないですか??
      プレイ時間はどのくらいでしょうか?
    • 2. 感想1
    • 2016年07月30日 02:58
    • 私も昨日クリアしました。これ、メインシナリオは毎回面白いんです。私は極が一番好きですが、今回もなかなかよかった。キャラクター+シナリオのレベルは完全にバンナムを凌駕してますね。

      オープンワールドというのは確かに誤解があります。しかしこれ、ゲームバランス上の問題だけじゃなくメインシナリオがあっちこっち「オープンワールド上で展開される」為に、その地域での探索ミッションを成立させるため、そして章毎に明確な新要素を設ける為に地域を区切らざるを得なかった。このギミックは確かにもう少し考察の余地有りと思いました。
    • 3. 感想2
    • 2016年07月30日 02:59
    • そしてこれを通じて二つ感じたことがあります。1.キャラクターを重視するストーリーとオープンワールドの両立は難しい 2.明確なエリアの区切りをつけることで、ほぼ「ダンジョンの組み合わせ」になっているということです。1は、さっきも書きましたがフィールドで展開されるシナリオを成立させるために、どうしてもエリアを区切ってある程度クローズさせる必要があった。これは難易度制御というよりシナリオの影響だと思います。和ゲーにありがちな、「きっちり作りすぎている」という感じが出てますね。もっと、雑に広めに作って、で作り込むところは作り込むようにしていればよかったと思います。シナリオはその広大なフィールドの中のクローズされた一部分で展開されるようにすればよかったのかなと。2は、見た目的に完全に乗り越えられるだろとかいう障害物を迂回させられるのはいかがなものかと思いました。普通の人間ですらよっこらしょで越えられる壁をあの超人的なワイヤーアクションを使う人間がなぜ通過できないのかというイライラはありました。この辺り、ドラゴンズドグマのほうがうまく作ってありますね。要するに、よくあるJRPGダンジョンのシームレスな組み合わせがフィールドそのものになってしまっており、オープンフィールド感を阻害してしまっているんだと思います。
    • 4. 感想3
    • 2016年07月30日 03:16
    • 和ゲーの取り組みとしては非常に面白いのですが、オープンワールドの面白さとは何ぞやという追求をもっときちんとしていれば最高だったと思います。私は地図とエリア、そしてシナリオに至るためのきっちりした作り込みがかえって弊害になってしまったんだと思います。領域は領域ごとあれほど密接させずに、普通の広大なフィールドの一部分として障気のある領域がある、という形にした方が世界観的にも自然だったのではないでしょうか。

      まあ、基本システムはオープンフィールドを目指すARPGとしては相当面白いし、あの敵の多彩さ、そして自身の使うアクション性と組み合わせの多様さ、そして仲間との共闘と魅力的なキャラクターは洋ゲーには決してない、光輝く部分だと思います。この部分を大切に、今後延びていってくれればこれからも確実に面白くなるでしょう。

      あと本来の共闘狩りゲー部分のやりこみについては書かれていませんでしたが、これはこれだけで成立する面白さなんでそれだけで満足ですという人も結構いるでしょうね。この部分は重要だと思います
    • 5. はますけ
    • 2016年07月30日 06:09
    • >>1.
      メインストーリーは18時間かからないくらいでした。
      それ以外にも遊べる要素が多いので、これがこのゲームのボリュームっていうわけではないです。 >>4. の方が補足してくれていますが、共闘して狩るという部分がメインを超えて楽しめるような要素でもあります。
    • 6. クリア人
    • 2016年07月30日 09:13
    • ストーリーは悪くない出来だったけど、展開が毎回誰かが戦場に飛び出して3人で後を追うという流れでメリハリがいまいち。
      オープンワールド?になって目的の敵を探すのが面倒になって楽しく感じない。
      敵が固くて、ほとんどの人が速い武器を連打するプレイになるだろうバランスはマイナス。
      ストーリーより、任務をひたすらやるモードは旧ゲームの乗りでそれなりに楽しめると思う。
      ただしマルチは基本的に効率よく速く殲滅することだけ求められるので楽しめる人は限られるかと。
      いつも感想ありがとうございます。
    • 7. 名無し
    • 2016年07月30日 09:38
    • 8月更新ないんか
      いつも楽しみに見てるから残念やね
      9月まて首を長くして待ってますわ
    • 8. はますけ
    • 2016年07月30日 10:17
    • >>7.
      ありがとうございます。
      今年の9月から年末はPS4にとって、かなり重要で面白いことになると思いますので、そこに集中するために、それ以外のことを8月にやって備えるという意味が大きいです。

      更新できない環境になるわけではないですので、更新したいことがあれば更新しますが、基本的には9月に向けての準備期間と割り切りって8月は半休止の告知をしました。
    • 9.
    • 2016年07月30日 10:42
    • タイトルちょいちょい間違ってるのが気になります
    • 10. はますけ
    • 2016年07月30日 11:34
    • >>9.
      ご指摘ありがとうございました。
      堂々と『鬼討伝2』になっていました。それを部分的にコピペしたせいで、ちょいちょい間違えるという結果になっていたようです。
    • 11. とーりー
    • 2016年07月30日 12:47
    • ストーリーのcoopがどうやるのかわからないんですが、出来ないと思ってたけど実は出来るんです?
    • 12. はますけ
    • 2016年07月30日 13:15
    • >>11.
      できないです。
      もしかしたら「4人Co-opで出来るなら、みんなで共同作業をする一体感もあって楽しいでしょうけど、シングルだと厳しい」と書いた部分が誤解を与えているかもしれませんが、
      (ゲームシステムとして)4人プレイが出来るなら楽しいかもしれない、という意味ですので、実際はシングルのみだから厳しいという意味です。

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